脚・膝・足関節

下肢症例

◆60代半ば 女性
主訴「膝が痛くて歩けない
 半年以上前より痛みが強く、正座もできない、階段を上がるのも辛い。立ち上がる時に転倒し、痛みが強くなり来院される。腫れが引いた後、内側の筋にアプローチをし2回目の治療では階段を上がることが違和感・怖さはあるが楽になる。9回目の治療で正座が可能に。

◆11~18歳 小中高校生(サッカー・バスケなど)
主訴「走ったり、膝の屈伸運動をすると痛い
 部活などで急激に走ったり・階段の昇降・正座などで痛みを訴える。膝小僧の下辺りに隆起を認めるものが多く、隆起を抑えると痛みを訴える。一般的に成長痛と言われ、オスグットとして知られる症例であった。
◇コメント
 基本的には安静加療が原則ですが、
 当院においては症状の程度・部活の試合有無・現状の置かれている立場(レギュラー争いなど)等々を考慮してテーピング・サポーターなどで対応。

◆60代 女性
主訴「朝起きての動き出しに踵が特に痛む
 朝起きて洗面所に向かおうと一歩を踏み出すと踵に痛みが現れる。
◇コメント
 かかとの痛みで最も多いのは、踵骨棘と言われています。朝起きてからの第一歩が、ズキッとするほど痛いのに、動いているうちに痛みが治まっているのが特徴で、要するに安静(じっと)にしていて動き出そうとすると一歩目の踏み出しに痛みを訴え、徐々に軽快するのが特徴。例外もある。かかとの前側の内側を押すと痛いのも特徴的です。
男性では40、50歳代、女性は少し遅く50、60歳代に多いと言われているが、運動をしている学生にも経験上多く感じている。
自然治癒の場合は早ければ3か月、遅くても3年以内が大半。
治療・管理・指導により早期改善を期待できる。