腰椎分離症
分離症とは小学生から高校生にかけての成長期に起こる腰椎の疲労骨折のことを言います。主に運動をしている子に多く、腰椎に過度な負担が加わることによって引き起こされてしまいます。
レントゲンやMRI、CT撮影をしてみると一般の方で5%程度の方に、スポーツ選手の30%の方に分離症は発生していると言われています。
分離症になる原因としては、学生期の過度な運動にあります。上記にも記載させていただきましたが、運動部ではない子でも分離症は発生していることもあります。骨格(骨)や筋肉がしっかりと成長する前に過度なストレスが加わることによって疲労骨折をしてしまいます。
症状として長時間同じ姿勢を繰り返している、運動後に痛みが出る、腰を曲げると痛みが出現するなど一般的な腰痛の症状と似ています。なので今まで分離症をとは気づかず大人になる方も少なくありません。
学生の分離症の場合は運動の際に痛みはあるが、安静にしていれば痛みはなくなる、また運動をすると痛みが出現するなど繰り返しの痛みで気づく学生さんは多いです。
また、分離症がひどい学生さんは動くだけでも痛みが出る子もいます。